大場(おおば)家住宅
所在地 東京都世田谷区世田谷1丁目
指定物件 主屋、表門
建設年代 主屋=宝暦3年(1753年)、公私世田谷年代記
特徴等 貴重な代官屋敷の遺構、役宅部と居住部を明確に分ける
所有形態 財団法人 大場代官屋敷保存会
概要
大場家は、中世には世田谷城主吉良家の重臣で、天正18年吉良家滅亡とともに帰農し、寛永10年(1633)に彦根藩領の代官となり、以後江戸時代を通じて代々代官を努めた。主屋・表門は、現存する江戸時代の数少ない代官屋敷の遺構である。主屋は北面し寄棟造・せがい造りの茅葺で、左側の土間部と玄関前の床上部は二列の部屋からなり、上手側を役宅部・下手側を居住部としている。表門は立ちは高いが小規模な長屋門である。
(主屋南面写真提供 財団法人 大場代官屋敷保存会)