粟飯原(あいはら)家住宅
所在地 徳島県名西郡神山町下分
指定物件 主屋
建設年代 江戸中期、宝永7年(1710年)、棟札
特徴等 県下でも最古の類に属す六間取り平面を持つ大規模民家
所有形態 私有
概要
庄屋の家から分家して現15代目の旧家。主屋は南面し寄棟造り・茅葺(鉄板仮葺)で部材を釿で仕上げること等、山間部にあり建設年代が古いにも関わらず六間取であって、六間取では徳島県下で最も古い家である。当時一般農家は山間部では横二間取、中ねま三間取が普通であり、平地部でも四間取がようやく成立した頃と考えられるから、粟飯原家は上層の家に属する家格を反映したものと考えられる。