高木(たかぎ)家住宅
所在地 奈良県橿原市今井町1丁目
指定物件 主屋
建設年代 19世紀中期
特徴等 江戸時代後期の発達した間取り
所有形態 私有
概要
高木家住宅は中尊坊通りに面して建ち嘉永7年(1854年)に家業の醤油業を始めている。今井町の重要文化財民家では最も建築年代が新しい。
主屋は切妻造り・本瓦葺の建ちの高い2階建で、二階正面も虫籠窓を改め出格子窓とし、西南隅に坪庭を設け特別な時の玄関として腕木門を設ける。
平面は東側を通り土間とし西側の床上部は間口の広い2列3室の六間取りである。上手奥のザシキは床・違棚・書院を完備したもので、二階は「つし」でなく全て天井が張られ完全
な部屋としてい7室ある。居住性の向上跡がよく分かる建物である。