旧馬場(ばば)家住宅
(松本市立博物館 付属施設 )
所在地 長野県松本市内田357-6
指定物件 主屋,表門及び左右長屋、中門、文庫蔵、隠居屋、奥蔵、土地、茶室、
建設年代 主屋=嘉永4年(1851年)、部材墨書き
特徴等 土着武士に由来する江戸末期の豪農の屋敷構えの全貌をよくとどめており貴重
所有形態
松本市(主屋,表門及び左右長屋、中門、文庫蔵、土地、茶室除く附指定物)
馬場家(隠居屋、奥蔵、土地、茶室、附指定物)
概要
屋号を古屋敷と呼ばれた屋敷地は、西面を、左右に長屋門を持つ表門及び塀に、北面・東面をどるいで囲まれ、屋敷地中央に鉄板葺主屋が建ち、周囲に中門、文庫蔵、隠居屋、奥蔵、茶室、旧ひきや部屋(管理事務所)、旧うまや等の建物並びに坪庭、馬場家代々の墓地が配されている。屋敷の周囲は、屋敷林及び畑地等が広がり、北方の前田の北西隅には祝い殿の小祠がある。
馬場家住宅は、弘化2年から元治元年(19年間)にかけて建築された主要建物が揃って残り、屋敷構えが往時の姿をよくとどめている点で価値があり、江戸時代末期の長野県西南部を代表する民家建築として貴重である。
(注)附指定=茶室(明治3年頃築)、銘札1、祈祷札2、主屋小屋部材1。
(馬場家説明書による)