石田(いしだ)家住宅
所在地 京都府南丹市美山町樫原
指定物件 主屋
建設年代 慶安3年(1650年)、縁桁墨書
特徴等 最古の北山型民家、小屋組はトリイ型で扠首(さす)組併用
所有形態 私有
概要
江戸時代に庄屋を務めた石田家は、由良川の大野ダム湖畔高台にある。建物は、入母屋造り茅葺で、棟に鞍木を置き、妻入北山型民家の特徴である狭い土間は、アゲニワと呼ばれる土座で板敷きの貫下まで土を盛り隣接してマヤがある。居室部は、棟筋を境に4部屋を食い違えて置き、ダイドコロからオモテへ直接行き来できる。
石田家住宅は北山型民家の特徴である平面・構造形式を良く示し、しかも最古の形式を有する点で貴重である。