旧工藤(くどう)家住宅
所在地 神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-1 川崎市立日本民家園構内
(旧 岩手県紫波郡紫波町より移築)
指定物件 主屋
建設年代 宝暦(1751~63年)頃
特徴等 現存最古の「南部の曲り屋」農家・名主の家
所有形態 川崎市
概要
主屋の前隅に厩を突出させたL字型民家は、岩手県北側の旧南部藩領内に多いことから「南部の曲屋(まがりや)」として有名である。この家は宝暦頃の建築で現存最古の曲屋である。大戸口を入ると土間と左手に厩があり、右側の台所より主屋の床上部は部屋数も多く、奥の座敷は畳敷きで床の間を備えた部屋とし、他の部屋は板の間である。この家は天井がないので屋根裏は壮観である。