旧恵利(えり)家住宅
所在地 香川県さぬき市大川町富田中3277-1 みろく自然公園内
(同大川町新名より移築)
指定物件 主屋
建設年代 江戸中期 17世紀末頃、伝承
特徴等 中国地方との関係を示す山間の古民家
所有形態 さぬき市
概要
恵利家は、村の長百姓玉藻家の住宅を19世紀初めに譲り受け、他所から移ってきたと伝える。投げ梁を用いる架構は、香川県の民家や中国地方でみられるが、四国の山間部ではほとんど見られない。建設当初の平面の形式も瀬戸の島や中国地方では見られるが四国の山間部では比較的例が少ない。主屋は寄棟造り・茅葺で外観が大壁で閉鎖的であり、土間が大きく、土間上手の床上部が手前が一部屋で奥が二部屋の三部屋で、座敷がトコを持たず閉鎖的な間仕切りとなっている。香川県でも最も古い民家の一つである。