渡部(わたなべ)家住宅
所在地 愛媛県松山市東方町
指定物件 主屋、表門、米蔵、倉、宅地
建設年代
主屋=慶応2年(1866年)
棟札、表門=江戸末期(1701~1800)
米蔵=明治41年(1908)
倉=明治24年(1891)
特徴等 質の高い屋敷構えの残る庄屋の家
所有形態 一般財団法人 重要文化財渡部家住宅保護財団
概要
この住宅を建設した渡部三郎兵衛長綱は、天保15年(1844年)に分家して庄屋として現在地に移ったと伝える。
主屋は南面し、本瓦葺きで入母屋屋根の四方に庇を廻し、二重屋根の外観を持つ。大屋根には、「越し屋根」と云われる茅葺屋根の煙り出しがあるのが珍しい。建物は右手に広い土間と上手に多数の部屋を持ち、床・棚・付書院を備えた本格的な座敷が2室ある。